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PoE給電規格

PoEとは

Power over Ethernetの略です。通信ケーブルを使って給電する仕組みになります。
そうすることで、AC・DCアダプタなどの外部電源が不要になり、天井などの高いところや屋外のコンセントがないところでもネットワーク機器を設置することができます。

また、PD Powered Device(受電側)の機器として、遠隔操作ができるPTZカメラなどもPoE対応は増えていますね。PTZカメラとは、Pan Tilt Zoom(パン・チルト・ズーム)が遠隔でできるカメラの略称です。
給電側をPSE Power Sourcing Equipment といいます。

PoE規格の最大給電電力・最大受電電力がある

PoE規格PoE規格名TypeClass最大給電電力最大受電電力
IEEE802.3afPoEType1Class015.4 W12.95 W
Class14.0 W3.84 W
Class27.0 W6.49 W
Class315.4 W12.95 W
IEEE802.3atPoE+Type2Class430.0 W25.5 W
IEEE802.3btPoE++Type3Class545.0 W40.0 W
Class660.0 W51.0 W
Type4Class775.0 W62.0 W
Class890.0 W73.0 W

PoE対応LANケーブルが必要

LANケーブルは、PoE規格に対応したCAT5e以上 且つ、100mまでとなります。今まで使っていた一般的にな仕様のLANケーブルでは給電できませんのでご注意ください。

PoE非対応のPDを繋ぐ場合

受電側がPoE非対応の機器の場合、PoE給電ハブに自動検出機能がついているので、電力供給は行いません。

PoE対応機器同士だけど、規格が違う場合

給電側が「IEEE802.3af」(PoE)、受電側が「IEEE802.3at」(PoE+)の場合、受伝側が15.4W を超える電力が必要な場合正常に動作できません。

PoE → PoE OK
PoE → PoE+ ダメ
PoE+ → PoE OK
PoE+ → PoE+ OK

大は小を兼ねる感じですね。

パッシブPoEに要注意です

IEEEで規定された電圧48Vと異なる電圧で動作することを前提とした機器も存在してます。
その場合、自動検出機能が誤認識をして常時電力を供給し、機器の故障の原因になります。
機器を選ぶ際に、IEEEの規格に準拠しているか確認が必要です。

PoE非対応のハブをそのまま使うには

PoEインジェクターという機器を噛ませることで、通信と給電を両立させることができます。

PoEインジェクターはPDに対して1台ずつ必要になりますので、ご注意ください。